今回は、人気バンド・マカロニえんぴつが2022年1月12日にリリースする新曲「僕らが強く。」の歌詞を考察していきたいと思います。
メジャー1stフルアルバム『ハッピーエンドへの期待は』に収録されている本作。
人気バンド・DISH//へ提供した楽曲のセルフカバーです。
歌詞にはどんな意味が込められているのでしょうか?
アルバムの情報と合わせてみていきましょう!
メジャー1stフルアルバム『ハッピーエンドへの期待は』
2022年1月12日にリリースされる、ファン待望のフルアルバム。
サプライズ配信され、話題になった新曲「なんでもないよ、」がリードトラックとして収録されている他、アニメや映画の主題歌として使用された「生きるをする」「mother」「はしりがき」などタイアップソングも収録。
新曲も多数収録された盛りだくさんのアルバムとなっています!
リリースが楽しみです!

僕らが強く。 歌詞考察

冒頭では、「僕」の考える愛が歌われています。
愛は「失くしもの」じゃなく、「落としもの」。
この世から消えてなくなってしまったわけじゃなく、ポケットから滑り落ちて落としてしまったもの。
誰かが拾って、また戻ってくるかもしれないから、安心してと呼びかけているように感じました。

愛を落としてしまっても、二人の物語は続きます。
「音楽は鳴り続けてる」=生きている・人生は続いているといった意味でしょう。
一時的に愛を落としてしまっても、私達の生活は続きます。
どこかでまた、愛を拾ったり、落とした愛が手元に返ってきたりして進んでいくのです。
失くしものではなく、落としものとして捉えているからこそ、できる考え方ですね。

自分一人が笑っていたいのではなく、誰かと笑い合っていたい。
自分以外の誰かがいて、初めて笑い合うことが出来ます。
笑い合った大切な人と、お互いの分かっていないこと、知らない一面を分かち合う、一人ひとり違う人間だからこそ、二人でいると楽しい時間を過ごせます。
DISH//がこの曲をリリースしたのは2020年の8月、新型コロナウイルスの影響で今ほど自由に動けない状況でした。
そうした背景を思い浮かべながら、聴いてみると違った印象を受けますね。
誰かと一緒にいるということの大切さ、ありがたみが分かる歌詞です。

冒頭で、愛を落としてしまった人に問いかけています。
落としてしまった愛を見つけることは、出来たのでしょうか?
「どうか生きることを譲るなよ」と呼びかける「僕」、同じような経験をして、過去を許し歩き出した主人公だからこそかけられる言葉ですね。
タイトルにもなっている「僕らが強く」。
この言葉は、自分が弱いと認めたからこそ出てくる言葉です。
一人ひとりは弱くてちっぽけな人間だからこそ、誰かと笑い合って、分かち合って強くなろうとしています。
「強くなる」「強くありたい」ではなく、「強く。」で終わっているのも、注目ポイントですね。
自分自身に呼びかけている素敵な歌詞です。

僕らが強く。あるためには、「こわくて弱くて逃げ出したい夜こそ」自分の正義を信じ抜くことが大切です。
後半の主人公の願いは、「生きることを譲るなよ」からの続きのメッセージですね。
友・涙・希望・歌の逃げ場所、大切にしている場所を守るためなら、「僕らも戦うよ」。
自分の弱さを認めた僕が、逃げ場所を守るために必死に戦う、僕の想いの強さが伝わってきます。

自分が予想した今日とは違っていても、未来を見て「叶わない夢」でも語り合っていたい。
希望に溢れた未来を塞がれてたまるか、皆でふざけて乗り越えてやるという気概が伝わります。
新型コロナウイルスの影響で一変してしまった人々の生活、先の見えない状況に対しての言葉なのではないでしょうか?
リリースして約1年たった今、なんとか乗り越えたと言ってもいいのかもしれません。
これから何度も襲ってくるであろう脅威や、立ちふさがる困難も、君と力を合わせて乗り越えていく。
何度も出会って強くなって、愛を落としては拾って、どんなときでも生きることを諦めない、人間の強さが見えた気がしました。
辛いときでも「僕らが強く。」という言葉を思い出して、頑張れそうですね!

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さいごに
いかがでしたか?
DISH//の「僕らが強く。」も良いですが、マカロニえんぴつが歌うと、どんな印象になっているのでしょうか?
アルバムの発売が楽しみです!