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僕のこと【Mrs. GREEN APPLE】歌詞の意味を考察!冬の高校サッカー応援歌

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Mrs. GREEN APPLE(ミセス)の8thシングル「僕のこと」(2019年1月)は「第97回全国高校サッカー選手権大会」の応援歌として書き下ろされました。

壮大なロックバラードにはどのようなメッセージが込められているのでしょうか。

作詞・作曲・編曲を大森元貴さん、ストリングス&トランペットアレンジを伊藤賢さんが手がけた「僕のこと」の歌詞の意味を考察します。

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僕のこと 歌詞考察!

希望をもつ方法を提案している

僕と君とでは何が違う?
おんなじ生き物さ 分かってる
でもね、僕は何かに怯えている
みんなもそうならいいな

高校サッカーの応援歌ということで、出場する選手にとって思い出になるような曲として書かれました。

幅広く解釈できる歌詞ですが、基本的に「僕」は大森元貴さん自身、「君」や「みんな」は選手を表しているでしょう。

大森元貴さんは子供の頃からピアノやフルートなどの楽器を演奏していて、選手たちはおそらくサッカーに夢中だったという違いはあります。

ただ熱中する対象が音楽でもスポーツでも、生物学上のヒトという意味では「僕」も「君」も同じ仲間です。

もしかしたら大森元貴さんはライブ前に緊張して「怯える」ことがあるのかもしれません。

選手たちも試合前には「怯える」こともあるのではないでしょうか。

とくに高校生くらいの若い頃は、サッカー選手やミュージシャンに限らず、誰しも不安や悩みを抱えているものです。

ネガティブな感情を抱いているのは自分だけではないと共感できれば、安心して落ち着くでしょう。

がむしゃらに生きて誰が笑う?
悲しみきるには早すぎる
いつも僕は自分に言い聞かせる
明日もあるしね。

試合中に失敗したり、実力を発揮できなかったり、悔しい思いをすることもあるはずです。

それでもできる限り努力したのであれば誰も笑うことはできませんし、絶望するには若すぎるという話でしょう。

大森元貴さん自身、「今日は上手くいかなかったけれど、明日はどうにかなるかもしれない」と希望をもつ方法を実践しているようです。

ああ なんて素敵な日だ
幸せと思える今日も
夢敗れ挫ける今日も
ああ 諦めず足宛いている
狭い広い世界で
奇跡を唄う

大森元貴さんにとって、希望をもつ方法とは「奇跡を唄う」ことなのでしょう。

さっそく実践しています。

たとえば試合に勝つようなポジティブな「今日」も、負けるようなネガティブな「今日」も、どちらも努力し続けているという意味では同じ「素敵な日」だと自分に言い聞かせています。

「狭い広い世界」と矛盾する言葉が並んでいるのは、「見方を変えるだけで、世界は狭くも広くも感じることができる」という意味ではないでしょうか。

僕らは知っている
空への飛び方も
大人になるにつれ忘れる
限りある永遠も
治りきらない傷も
全て僕のこと
今日という僕のこと

「僕ら」と複数形になり、「僕」と「君」が同化しました。

つまり「今日」は「若い年頃、青春時代」、「僕」は「若者」を象徴していると考えられます。

「若者」は想像力が豊かなので、実際には矛盾しているとしても、現実離れした希望をもてるところが特権です。

「永遠」には勝ち続けられないとしても、負けてなかなか立ち直れなくても、すべて「同じ若者である自分のこと」として受け止めるというメッセージでしょう。

負けた道のりも全肯定する人生賛歌

得ては失う日々 意味はある?
伝わることのない想いもある
だから僕は時々寂しくなる
みんなもそうなら
少しは楽かな
僕だけじゃないと
思えるかな

得点と失点を繰り返すサッカー人生が無意味に思えるときもあるかもしれません。

ミュージシャンならラブソングや応援歌など、さまざまな思いを歌詞に込めてもなかなか伝わらないと落ち込むこともあるでしょう。

若い頃はとくに人生の意味について考えたり、失恋して落ち込んだりしがちです。

そこで孤独を共有しようと提案しています

ああ なんて素敵な日だ
誰かを好きでいる今日も
頬濡らし眠れる今日も
ああ 嘆くにはほど遠い
狭い広い世界で
僕らは唄う

サッカー選手なら出場・欠場も含め、試合で勝ち負けが決まりますが、若者は恋愛でも大忙し。

失恋は試合に敗れたような感覚と近いかもしれませんね。

たとえ結果が負けだとしても、それまで積み重ねてきた努力や思い続けた恋心は本物です。

その道のりを全肯定する人生賛歌になっています。

冬に咲く花に
命が芽吹くよ
駆けるは 雪の大地
青すぎた春を
忘れずに居たいと
語るは 友との地図
駆けるは 人の旅路

高校サッカーといえば「夏の総体」(インターハイ)もありますが、応援歌となったのは「冬の選手権」です。

第97回は2018年12月から2019年1月にかけて開催されました。

つまり「冬に咲く花」とは出場選手のことでしょう。

ピッチ(競技場)を走り回った青春を、思い出として仲間と語り合うような人生がこれからも続きます。

奇跡から軌跡へ

僕らは知っている
奇跡は死んでいる
努力も孤独も
報われないことがある
だけどね
それでもね
今日まで歩いてきた
日々を人は呼ぶ
それがね、軌跡だと

これまで全肯定してきたはずの「奇跡、努力、孤独」がいったん否定されました。

たしかにどれほど努力を積み重ねても、奇跡的な勝利には結びつかないこともあります。

友だちとして孤独を共有できたとしても、片思いばかりでなかなか交際に発展しない場合もあるものです。

しかし、たとえ負けっぱなしで奇跡は起こらなくても、それまで歩んできた軌跡があるという展開でした。

奇跡から軌跡へと見方を変えるだけで、結局、全肯定していることに変わりはありません。

ああ なんて素敵な日だ
幸せに悩める今日も
ボロボロになれている今日も
ああ 息をして足宛いている
全て僕のこと

あの日の僕らのこと

高校サッカーの選手たちの姿は、誰もがかつて若者だった自分自身と重なることでしょう。

不器用でも何かに一生懸命で、喜怒哀楽のあらゆる感情が凝縮された青春時代。

たしかに生きていると実感しやすい濃密な日々だったのではないでしょうか。

僕と君とでは何が違う?
それぞれ見てきた景色がある
僕は僕として、いまを生きてゆく
とても愛しい事だ

サッカー選手の姿に自分自身を投影させたり、共感したりしながらも、実際の人生は人それぞれ。

自分らしく今、この瞬間を生き続けることを大切にしたいものですね。

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さいごに

「僕のこと」は4thアルバム「Attitude」(2019年10月)、ベストアルバム「5」(2020年7月)にも収録されています。

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