目次
今回は6月23日リリースのI Don’t Like Mondays.「馬鹿」の歌詞考察をしていこうと思います!
女性目線で描かれる今作は、恋愛小説を読んでいるかのような切ない歌詞で、『記憶を消し去れるボタンがあるなら、あなたはそれを押しますか…?』というリスナーへの問い掛けも交えたアスキングソングになっているそうです。
また、ライナーノーツ(CDの冊子に書かれている曲の解説文)が作詞を担当したボーカルのYUさんのInstagramで公開されて話題になりました。
歌詞の中でどんな問いかけがされるのでしょうか?
I Don’t Like Mondays. 楽曲コメント紹介!
コロナ禍を経て変わった僕らを象徴するような曲です。
今のサブスク時代のJ-popを僕らなりの解釈でやってみながらも、完成直前まで僕らの色をどう出すかを何度も試行錯誤しました。
曲調とリズムセクションとのギャップが面白いと思います。

馬鹿 歌詞考察!
それでは早速歌詞考察を行っていきたいと思います!
あなたとの記憶を消すボタン

冒頭でご紹介したのですが、この楽曲は別れた後の女性を主人公として描かれています。
もしも、恋人との記憶を消しされるボタンが存在するなら押すか?押さないか?
別れたときは辛くても時間が経てば、また笑いあえるかもしれません。
思い出として残る記憶を消し去るボタンを「迷わず」押すという主人公の女性。
彼との間に一体何があったのでしょうか?

「それでいいよね?」と自分に問いかけて再確認している様子が見て取れます。
たくさん積み上げてきた思い出も燃やして灰になってしまえば全部同じです。
彼との一切の記憶を無くしてしまいたいという主人公の強い想いが伝わってきますね。

主人公の未練が歌われています。
「ずっと離れないよ」「死ぬ時も一緒だよ」あなたがかけてくれた言葉を信じた過去の私を責めているようですね。
「今の私も馬鹿だね」という歌詞から、別れて早く忘れてしまいたいのに、彼のことばかりを考えてしまう今の自分に対して苛立ちを感じている様子がわかります。
思い出すあなたとの記憶

別れるまでは苛立ち、すれ違ってばかりでしたが、別れた後に思い出すのはあなたとのいい思い出ばかりです。
長電話や記念日のお祝い、不器用なあなたがかけてくれた愛の台詞。
まるで昨日のことのように思い返されます。

再び、自問自答し自分を納得させている主人公。
心の底では彼との大切な思い出を消したくないと思っていることが伺えますね。
今感じている、辛さ、絶望感から逃れるために「値打ちのない思い出」と思い込んで、ボタンを押そうとする主人公の姿が目に浮かびます。
あなたへの未練

あなたとの未来を夢見る主人公。
何が出来たのだろう?どうすればよかったのだろう?と後から悔やんで何度もシュミレーションを繰り返しても、過去に戻ることは出来ません。
頭では理解しているものの、幻想から覚めることが出来ずにいます。
まさに「弱い人」ですね。

別れ話を切り出したのは女性からだったようです。
あなたが引き留めてくれると期待していたのでしょう。
そんな期待も虚しく彼は去っていってしまいました。
自分から振っておいておかしな話ですが、彼が名前を呼んで引き留めてくれる声を望んでいた主人公は絶望したことでしょう。
ボタンを押して消し去ってしまいたくなる気持ちも分かる気がしますね。
これからも残り続けるあなたとの記憶

主人公は、彼のことを忘れられないようです。
まだまだ続く人生の中で、再び恋をし、幸せになっても忘れることの出来ない「あなた」の存在。
「あなた」を想う気持ちの強さが伝わってきますね。

いつまでも心に残り続ける彼の存在を消しされるボタン。
愛していたからこそ残り続ける辛い記憶を忘れることが出来ます。
彼女はボタンを押してしまうのでしょうか?
これを呼んでいるあなたが同じ状況になった時、あなたはこのボタンを押しますか?

1ヶ月無料で音楽聴き放題!
通常880円/月のAmazonMusicUnlimitedが今なら1ヶ月で体験可能!
この機会に聴き放題サービスをお試ししてみよう!
いつでも解約OK!
さいごに
破局後のカップルに残る未練に焦点を当てて描かれた「馬鹿」。
この後彼女がボタンを押したのか、思いとどまったのか。
リスナー同士で意見を交換し合うのも面白いかもしれませんね。
I Don’t Like Mondays.の今後の活躍も見逃せません!
破局後のカップルにおいて永遠のテーマである“未練”について、じっくりと観察してみてできた曲。
別れた恋人にまつわる記憶を消せるボタンがあるなら、それを押すか押さないか?という少しSF的なアプローチから始まる「失恋ソング」です。
このボタンを押せば辛いことから解放されます、と言われたら……。
もしかしたら彼女は押してしまうかもしれませんね。勿論、思い留まるかもしれません。
結末はリスナーである貴方のご想像にお任せします。
それも含め、何度も聴いて頂けたら嬉しいです。