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青い棘【神山羊】歌詞の意味を考察!素直になれない貴女に寄り添ってくれる失恋ソング

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神山羊さんの「青い棘」(読み方:あおいとげ)は2019年4月にリリースされた1stミニアルバム「しあわせなおとな」の収録曲。

初めての本人出演となった実写MVも話題です。

King Gnuとmillennium parade(略称:ミレパ)のギター&ボーカル常田大希さんが立ち上げたクリエイティブレーベルPERIMETRON(略称:ペリメト)のOSRIN(オスリン)さんがディレクター、佐々木集さんがプロデューサーを務めました。

今回は神山羊さんが作詞・作曲・編曲を手掛けた「青い棘」の歌詞の意味を考察します。

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青い棘 歌詞考察!

失恋後に未練が残っている

昨日そこの本屋で
君が好きだったあの本を
読めもしないのに買ったんだ
痛いよなあ、馬鹿みたいだなあ

恋人と別れてからも未練が残っている状況でしょうか。

元恋人は読書好きだったようです。

よく読んでいたのか、よく話していたのか、いずれにしても「元恋人といえばあの本」というほどお気に入りの本があったのでしょう。

難しい内容なのか、苦手なジャンルなのかもわかりませんが、とにかくせっかく手元にあっても「積ん読」になってしまうという自覚があります。

それなのに「あの本」を購入してしまったという話です。

読めない本を手元に置いたところで、元恋人は戻ってきません

それでも元恋人が好きだった物にさえ執着するくらい未練が残っています。

失恋後にどうしようもなくこじらせていることを自嘲気味に話しているところが切ないですね。

優しさで目が眩んで
本当の事が言えなくなって
気付けばそんなに苦しくもなくなって

元恋人は優しい性格だったようです。

付き合っていたときは元恋人の優しさにほだされて、口にできなかった本音があるのでしょう。

本当は苦しかったのに素直になれず、我慢し続けたら慣れてしまったのかもしれません。

熱が出て思い出した
悪いことは全部 冷蔵庫の中へ
こっちへ来て 笑うのさ
部屋の明かりも消さないで
ソファの上で落ちる 夢の中

失恋直後に落ち込んだとしても、しばらく時間が経つとそれなりに立ち直るものでしょう。

しかし未練が残ったままだと、熱がぶり返すように、どうしようもないと自覚しながらも無意味な行動をとってしまうことがあるかもしれません。

そんなこじらせている人に寄り添うように、神山羊さん自身が「熱を冷まそう。この曲を聴いて笑顔になって」と呼びかけているようです。

誘いに応じて、電気を消し忘れたまま寝落ちするかのように、夢の世界へ飛び込んでみましょう。

こんなくだらない暮らしを許せないの
私が古くなって、煙になって、消え交わっている
こんなくだらない暮らしを愛せないの
私が鈍くなって、いつかを待って、また重なって

夢の世界なら、普段は話せない本音を吐き出せるのではないでしょうか。

「古く~」は過去、「いつか~」は未来を表しているとすると、夢の世界なので「過去・現在・未来」という時間軸を自由に行き来しているイメージです。

「許せない、愛せない」のは「私」自身かもしれませんし、元恋人とも考えられます。

同様に「くだらない暮らし」も「未練が残っている現在の私の暮らし」のようでもあり、「恋人同士だった過去の2人の暮らし」とも解釈できそうです。

「青い棘」とは?

長い映画の後 忘れた
取るに足らない小さな見返りは
できることならずっとこのままで
なんて手放せないまま

ぐっすり眠り、「青い棘」の世界観に入り込むという「映画」みたいな夢を見ると、ストレス解消などの「見返り」があるかもしれません。

本音を吐き出し、すっきりしたら、毎日楽しく過ごせそうです。

ところが読めない本を買うという無意味な行動に走るほどこじらせているので、「未練、執着、後悔、自己否定感」などのネガティブな感情をなかなか手放せません

ただの一度も素直になれずに
愛されたってどうなるの?
なんて言えやしないし、嫌に見えないしなあ

たしかに本音を吐き出せたのは夢の世界だけ。

現実の世界で素直になれたわけではありません。

言いたいことも言えない相手と相思相愛になったところで、恋人関係は続かない」といったところでしょうか。

ただしこの言葉すら心の中で思っているだけで、実際には口にできないと悩んでいます。

「言えや~」と「嫌に~」の部分は韻を踏んでいて、言葉の響きを重視しているようです。

そのため「嫌に~」の意味はかなり曖昧で、さまざまに解釈できます。

熱が出て思い出した
悪いことは全部 冷蔵庫の中へ
こっちへ来て 笑うのさ
痛みを怖がることもない
さあ、目を閉じて切る、青い棘

タイトルにもなっている青い棘はいったい何を表しているのでしょうか。

これまでに「本」や「映画」というモチーフが登場しましたが、三浦綾子さんの小説「青い棘」ドイツの映画「青い棘」との関連性は不明です。

小説では「心の棘」を表していることもあり、ざっくり「ネガティブな感情、トゲトゲした心、イライラ」などと解釈するのが妥当でしょう。

歌詞の内容で該当するのは「言えない本音、冷蔵庫で冷やす必要がある熱、悪いこと」など。

トゲトゲした部分だけを切り落とし、心を丸くしよう」という話でしょう。

負の連鎖を断ち切るためには勇気や覚悟が必要で、痛みを伴う可能性もありますが、「恐れず、思い切って」と寄り添ってくれています。

こんなくだらない暮らしを許せないの
私が古くなって、煙になって、消え交わっている
こんなくだらない私を見つけないで
形が歪になって、轍に沿って、また行き着いて

これらのサビ自体が「言えなかった本音」であり「心のトゲトゲした部分」、つまり「青い棘」でしょう。

「ネガティブな感情」の中でも「自己否定感」が強い場合は、承認欲求を抑え、「見返り」を期待しないという対処法が考えられます。

この曲を聴くことで自分の「青い棘」を客観視することができ、心が丸くなってきたのではないでしょうか。

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さいごに

神山羊さん名義の1曲目「YELLOW」と2曲目「青い棘」は、黄色(明)と青(暗)の反対色で対になっています。

どちらも1stミニアルバム「しあわせなおとな」に収録されているので、併せてお楽しみください。

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