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ANTI HERO【SEKAI NO OWARI】歌詞の意味を考察!「悪役のラブソング」とはどんな楽曲なのか?

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SEKAI NO OWARIの「ANTI HERO」という楽曲は、2015年8月、実写映画版「進撃の巨人 ATACK ON TITAN」の主題歌として製作されました。

当時、「RPG」「スノーマジックファンタジー」「Dragon Night」などのヒット曲を連発していたSEKAINO OWARI。

彼らの音楽はいつもファンタジックで幻想的な世界観で統一されていました。

しかし、突然「ANTI HERO」のような全編英語詩で、ダークな世界観の楽曲がリリースされたのです。

ファンは今までの楽曲との違いに戸惑いましたが、「ANTI HERO」にも他の楽曲と同様にボーカルのFukaseさんの想いが込められており、結果的にヒットしました。

この曲のテーマは「悪役のラブソング」であり、大切な人を守る時に躊躇したくない、世間の目なんか気にしたくないという気持ちでFukaseさんが書いたそうです。

アンチヒーロー(曲中では「エンタイ・ヒーロー」という発音)とは、直訳すると「反英雄」という意味になります。

正義の味方のようなヒーローではありませんが、一部の人達からはヒーローとして扱われるパイレーツ・オブ・カリビアンのジャック・スパロウのような存在です。

世の中のルールに従わず、自分が「悪」だと自覚しながらも、結果的に正義を貫き、人々から称賛されるようなキャラクターです。

この楽曲の主人公はこの世にはびこる「正義」を信じず、自分が嫌われているとわかっています。

しかし、自分にとって大切な人達を助けるために、「僕はアンチヒーローになろう」と言っています。

「正しいとは何か」について考えさせられるような曲です。

一体どんな歌詞になっているのでしょうか。

今回は全編英語詩になっているので、和訳も見ながら、歌詞考察をしていきましょう。

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ANTI HERO 歌詞考察

アンチヒーローでいる理由

You know I don’t give a damn about what’s”right”
Or pleasing everyone around me
Cause I know this world that brought us life
Wasn’t made to keep everyone happy

何が「正しい」のかなんて

何が周りの皆を喜ばせるかなんて、気にしないよ

僕は知ってるから

僕らに生を与えたこの世界は

皆をずっと幸せにはしてくれないってこと

まず冒頭で書かれているのは、楽曲の主人公が「何が正しいのか」を気にしない理由ですね。

俗に正しいとされていることをしても、幸せになれるわけではないと、冷静に世の中の状況を分析している主人公の姿があります。

強い意思表示

The rules and laws that countries come up with
In front of me, they’re all shit
Cause there are people that I’ve gotta protect
And if you get in my way, you’re dead

世界中の国々が規則や法律を思い付くけど

僕に言わせれば全部たわごとだ

僕には守るべき人がいるからね

君が僕の邪魔するというなら 死あるのみだ

主人公は、世の中の規則や法律に従っても、守るべき人を守れないと考えています。

ならば、「ヒーロー」なんかになれなくていい、守るべき人のために「アンチヒーロー」として生きると決意しています。

邪魔をするものは「死」とかなり強い意思表示をしていますね。

戦う準備は万端

You see I’m tired of trying to justify
Every decision that I make
If it’s to save the people that I stand by
You better believe what I say
“Stay in the lines, don’t make a scene”

分かるかい 僕は自分の下す決断を

正当化するのに疲れたんだ

そばにいる人達を救うためだと言うなら、

僕の言うことを信じた方がいい

「そのまま待て、騒ぎ立てるな」

もともと主人公は自分を正当化しようとして苦しんでいたのですね。

しかし、もうそれは辞めて「悪」として生きることにしたようです。

そばにいる大切な人達を救うためです。

Heroes try to tell us what’s right
But when push comes to shove, you’ll know what I mean
I’m ready to start a fight

ヒーロー達は僕らに何が正しいか伝えようとするけど

強引な圧力がかかる時、僕の言う意味が分かるだろう

戦いを始める準備は整ってるのさ

ヒーローは「悪」に対して、「何が正しいのか」を伝えようとしますが、聞き入れる気はないようですね。

戦う準備は万端だ、と宣戦布告しています。

アンチヒーローになろう

I’m gonna be the anti-hero
Feared and hated by everybody
I’m gonna be the anti-hero
So I can save you when the time comes

I’m gonna be the anti-hero
Feared and hated by everybody
I’m gonna be the anti-hero
Yeah

僕はアンチヒーローになろう 誰もが恐れ嫌う存在に

僕がアンチヒーローになろう 時が来れば君を救い出せるから

主人公は、大切な人達を救うためならアンチヒーローになろうと言っています。

いわゆる「正しさ」を信じる人達から嫌われたって構わないと覚悟しているのでしょう。

大切な人達を守るため

Righteousness is a thing that I hate
Cause it doesn’t do any good for anyone
And everyone thinks everything is OK
If they just obey
I don’t want to think about what they see

正義なんて嫌いだ

誰の役にも立たないから

従ってさえいれば全てうまくいくとみんなが思ってる

僕はそんな風には思いたくない

世間に流通している「正義」というものが、誰の役にも立っていないことに主人公は気づいています。

「みんな」は、ただ「正義」に従っていれば幸せになれると信じているのでしょう。

しかし実際は何も考えずに「正義」に従わせ、人々の自由を奪っているのです。

「洗脳」ですね。主人公は洗脳されたくないと言っています。

When they look up and see evil me
You see, love isn’t what I need
As long as I can set you free

奴らが顔を上げ 僕を悪者として見るなら

分かるかい?愛なんていらないのさ

僕が君を自由にできさえすればね

主人公は「正義」に従うことよりも、大切な人々を自由にすることの方が大事だと考えています。

誰もが信じる「正義」を疑い、誰かを自由にすることが自分の使命だと思っているようです。

Oh bum bum bum, watch out here I come
I said bum bum bum, you all better run
Oh bum bum bum, watch out here I come
So run!

bum bum bum、いくぞ、気をつけろ

bum bum bum、聞け、全員逃げた方がいい

bum bum bum、いくぞ、気をつけろ

ほら逃げろ!

ここで突然、銃声の擬音語が現れます。

アンチヒーローが銃を持って、荒れ狂っている様子を表しています。

いわゆる「正義」を強要する人達へ、立ち去るように警告しています。

たとえ世界中を敵に回しても、大切な人達を救いたいという主人公の強い意志を、最後の「アンチヒーローになろう」という歌詞の繰り返しによってさらに感じることができますね。

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さいごに

今回の「ANTI HERO」の歌詞からは、世界にはびこっている「正義」に染まらない「悪」のヒーローの強い意志が感じられましたね。

SEKAI NO OWARIが一大ブームを巻き起こしていた時、「彼らはロックバンドじゃない。」と批判する人達もいました。

確かにSEKAI NO OWARIが現れるまで、ロックバンドというのはドラム、ベース、ギター、ボーカルという構成が当たり前でした。

しかし、SEKAI NO OWARIというバンドは今までにない、ドラム音を打ち込みでDJが流し、ピアノとギター、ボーカルという構成で、ファンタジックな世界観を表現するという斬新なスタイルだったのです。

このスタイルが新鮮で大ヒットしたのですが、新しいスタイルについていけない人達もいたということですね。

Fukaseさんがそのことを歌っていたのかどうかは定かではありませんが、既存の常識にとらわれている人達への、Fukaseさんの反骨精神のようなものがこの歌に現れているのかもしれないと思いました。

これからも我が道を行き、自分達の音楽を追求していってほしいですね!

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