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アンコール【YOASOBI】歌詞の意味を考察!世界の終わりに流れる音楽の音色とは?

今回は、YOASOBIの「アンコール」の歌詞を考察していきます!

今までYOASOBIはCDを出さずに配信で活動してきました。そんな中、2021年に初めて出したCDである「THE BOOK」に新曲として収録された曲が「アンコール」です。

Youtubeでは3000万回以上再生されており、YOASOBIを代表する一曲といえるでしょう。また、”GooglePixel”のCMソングにもなっており聴いたことがある人も多いのではないかと思います。

そして、今回は水上下波さんによって書かれた「世界の終わりと、さよならのうた」という小説を元に制作されています。短編小説のため小説が苦手な方でも簡単に読めるようになっているのでぜひ試してみてくださいね。

アンコール タイトルの意味は?

小説には、「世界が終わりに出会う音楽家の男女」が描かれています。

世界の終わりが宣言されて明日には全ての命が消えてしまいます。そんな中、楽器が無数に置かれた廃屋(楽器の墓場)で出会った男女。

二人には音楽という共通点がありました。音楽が二人の最後の時間を変えていくのです。

世界が終わらなかったとしたら、また一緒に演奏したいという想いを込めてタイトルが「アンコール」と付けられたのでしょう。

アンコール 歌詞考察!

世界の終わり

明日世界は終わるんだって
君にはもう会えないんだって
またいつかって手を振ったって
叶わないんだよ
仕方ないね
明日世界は終わるんだって
それならもう
その時まで何度でもずっと
好きな音を鳴らそう

「明日世界は終わるんだって」、「君にはもう会えないんだって」という歌詞から世界の終わりへの諦めのような気持ちが歌われていると感じます。

どうせ世界が終わってしまうのなら、それまでずっと音楽をしていたいということでしょう。音楽への気持ちが強く表現されています。

薄暗闇に包まれた
見覚えのない場所、目を覚ます
ここは夜のない世界
今日で終わる世界
そんな日にあなたに出会った

そんな中、二人は出会います。

この部分では、小説の中で目を覚ましたとされているのが女性なので、彼女の目線で描かれていることがわかります。

明日を生きることを諦めた二人が世界最後の日に出会ってしまったのです

世界の終わりに二人の物語はスタートします。

ひとりぼっちの彼女

好きにしていいと
それだけ残して
何処かへゆく
あなたの音が遠ざかってく
そしてまたひとり
淀んだ空気の中で

彼女をひとり暗い倉庫に残して彼はどこかへ行ってしまいます。この倉庫には彼が集めたたくさんの楽器があり彼はこの倉庫を楽器の墓場と言います。

彼女はこの倉庫で見つけた古びたグランドピアノに触れます。世界が終わることから希望を失っていた彼女は再び愛していたピアノを弾くのでした。

ありふれたあの日々をただ思い返す
終わりが来ることを待つ世界で
辛い過去も嫌な記憶も
忘れられないメロディーも
今日でさよなら

彼女の両親は音楽に関わる仕事をしており幼い頃から弾いていたピアノ。

周りから期待され、ピアノを弾くことが嫌になってしまった彼女でした。そんな辛い過去や嫌な記憶とともに確かに忘れられないメロディーもあったのです。

倉庫でピアノに再び触れることで、自分にとって大切だった音楽の存在に気づきます

しかし、世界は待ってくれません。今更気づいたってもう今日で終わってしまうのです。

諦めきれない音楽への気持ち

ひとり車を走らせる
営みの消えた街の中を
明日にはもう終わる今日に
何を願う
何を祈る

女性を置いて、3ヶ月間も続けてきた「捨てられた楽器の回収」に今日も出かけます。ここは男性の視点で描かれています。

彼は世界最後の日に何を願って、何を祈ったのでしょう。

何処かから不意に
微かに聞こえてきたのは
ピアノの音
遠い日の音

彼が帰ってくると、彼女がピアノを弾いている音が聞こえてきます。

世界が終わると知る前に、彼はミュージシャンをしていて、ギターを担当していました。キーボードを弾いていた今はなき親友とともに音楽活動を行っていたのです。

彼女が奏でるピアノの音色がいつかの「遠い日の音」と重なったのです。

誘われるままに
呼吸を合わせるように
重ねた音
心地良くて
懐かしくて
幾つも溢れてくる

合奏しようという彼女の誘いについに男性はギターを弾きます。

初めは乗り気でないまま演奏していたはずが、音を重ねると心地良く、過去の音楽活動の日々を思い出します。

最後だとわかった上で演奏する「音楽」への愛が溢れているように感じます。

彼の願い、祈りとは

いつしか蓋をして閉じ込めていた記憶
奏でる音が連れてきた思い出
気が付けば止まったピアノ
いつの間にか流れた涙
続きを鳴らそう
ありふれたあの日々をただ思い返す
終わりが来ることを待つ世界で
辛い過去も嫌な記憶も
忘れられないメロディーも
さよならなんだ

もう戻らない親友と音楽活動をしていた日々の記憶は閉じ込めていたはずでしたが、彼女とともに奏でる音が思い出の蓋を開けてしまったのです。

世界の終わりが近づいて感情は薄れていったというのに、彼はを流していました。見て見ぬふりをしてきた自分の本当の願いに気づくのです。

ずっと忘れていた感情を取り戻したのですが、世界は待ってくれません。

もしも世界が続いていたら、そのときは

今ここで好きなようにただ音を鳴らす
最後の日に二人きりの街で
ありふれたあの日々をただ想い奏でる音が
重なり響く
明日世界は終わるんだって
明日世界は終わるんだって
もしも世界が終わらなくって
明日がやってきたなら
ねえ、その時は二人一緒に
なんて

世界が終わるとわかっているけれど、ただ今は音楽に没頭しています。

いつまでも、いつまでもこの時間が続いてほしいとどこかで願いながら・・・。

彼は「もし世界が終わらなかったとしたら、二人で一緒に旅をして音楽を奏でたい」と伝えたかったのでしょう。頭には浮かんでいる言葉を口にせず、ただ彼女との明日が過ごせるのならという思いも隠れているのだと思います。

さいごに

世界が終わってしまうと考えてみても実感がなく、何がしたいかわからない人も多いと思いますが、「アンコール」の歌詞には今生きている日々を当たり前だと思わずに大切にするというメッセージが強く込められていました。

ヒット曲を生み出し続けるYOASOBIの今後の活躍に注目です!