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今回はEveの『アンビバレント』の歌詞について考察します!
今までのEveのMVとは異なり、カラフルな世界観で描かれているMV。
Eveさん自身も「眩しいくらい真っすぐな曲」だとコメントしています。
登場するのは一人の少年と一匹の猫。少年の相棒として猫が活躍しています。
タイトルの「アンビバレント」とは”相反する”と言う意味。この言葉が楽曲内で持つ意味とはいったい何なのでしょうか?
早速歌詞を見ていきましょう。

『アンビバレント』歌詞考察
置き去りにしてきたあの夢

MVを見てみると主人公の少年は世界を救う使命があるようです。
≪その足を踏み出せないでいるのかい≫
これは主人公が自身に問ういていること。大きなリスクを背負う可能性があっても使命を果たすのか試されているか、その勇気を試されているのでしょう。
ここでリスナーも「自分の使命」を問われるような仕組みになっていると解釈してもいいと思います。
あの時描いた夢や理想。それを捨てて置き去りにしてしまった今。
その事実に気付かされるはずです。
本心をもう一度思い出して

主人公は心を探り本心に気付きます。
自分すら気付き得なかった揺るぎのない本音。
それは「この世界を救う」ということでした。
落ち着いて一歩ずつ進んでいこう

1番サビ。MVで分かる通り、世界を救いに出かけたはいいものの、なかなかうまくいきません。
相棒の猫ともチームワークをうまく組めずに失敗ばかりが続きます。
≪もう一度だけ呼吸を合わせて合図を送るから≫
リスクを背負った挑戦の時、私たちはたじろぐこともあります、でも大事なのは「冷静さ」。
世界を救おうとしている少年に自身の姿を重ねて読むと、腑に落ちるような強いメッセージ性が込められていると感じられます。
無敵だったあの頃に戻れない

それでも「世界を救うこと」を諦めない主人公。
失敗ばかりの恐怖から改めて「本心」を探っていきます。
幼少期、まだ周囲の目線や失敗を知らずに無敵だと思っていたあの頃。
大人になるに連れて私たちもいつしかそんな強い自信を無くしてしまうことが多いですよね。
経験を重ねれば重ねるほど一歩踏み出すことが怖くなる。そんな自分を恥じてしまう気持ちが表現されています。共感できる人も多いのではないでしょうか?
”他者”のために世界を守る

諦めそうになった主人公を連れ戻したのは「守りたいもの」の存在。
自分のためだけに生きてきた主人公が、他者のために生きようと誓うようになる。
そうすることで、どんなに怖くても前に進む覚悟を持つことができるようになったのです。
迷いなく進んでいく勇気

2番サビ。1番とは異なり主人公は「世界を救う」信念を確固たるものに変化させています。
≪もう迷いはないから≫
そう綴られるのには「守りたいもの」の存在があるからでしょう。
≪ずっと独りだった≫という歌詞からも、自分のために生きてきた主人公が、やっと誰かのために生きようと思えるようになった凄まじい成長があります。
”守りたい存在”によって人は強くなれる

ずっと孤独を抱えてきた少年。でももう一人ではありません。
MVの中では主人公と相棒の猫の友愛が描かれており、相棒によって癒され強くなっていく主人公の姿が垣間見れます。
これを私たちの日常に置き換えてみるとどうでしょうか?
寂しかった毎日も「守りたい存在」「愛すべき存在」によって支えられ、少しずつ人は強くなります。
主人公の少年は、本楽曲を聴いて勇気づけられるリスナーの人生そのものでもあるのかもしれません。
色を取り戻した世界へ

荒廃的だった世界はやがて色を取り戻し、美しい花を咲かせます。
主人公は相棒の猫と一緒に世界を救うことに成功したのでしょう。
臆病さと勇気。この相反する気持ちがラスト融合していくのです。
失敗や臆する気持ちを超えた先に見えた”強さ”に主人公が邂逅したラストです。

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おわりに
いかがでしたか?
個人的にもはじめはアニメ的な世界観を持つ楽曲かと思っていましたが、人生に重ねると強烈なメッセージを受け取ることができる内容でした。Eveさんの力強い歌声と共に勇気づけられます。
これからのEveさんの活躍にも目が離せません!