今回は、テレビアニメ「鬼滅の刃」無限列車編のオープニングテーマであるLiSAさんの新曲「明け星」の歌詞を考察したいと思います!
鬼滅といえばLiSAさんと言ってもいいほど大人気の歌姫。
物語の中でも特に重要な無限列車編のオープニングにはどんなメッセージが込められているのでしょうか?
早速歌詞を見ていきましょう!

明け星 歌詞考察

歌詞冒頭の「太陽」は炎柱・煉獄さんを指しているのでしょう。
主人公・炭治郎は、無限列車での任務で煉獄さんと共闘します。
「混沌」の元凶はもちろん、鬼舞辻無惨率いる十二鬼月ですね。
列車に乗り込んですぐ鬼と対峙した炭治郎達でしたが、煉獄さんの圧倒的な強さですぐに倒してしまいます。
しかし、それは十二鬼月の下弦の壱・魘夢が見せた夢だったのです。
夢に閉じ込められ身動きが取れない炭治郎達の声が響き渡ります。

「白い道」とは何を指しているのでしょうか?
筆者は、炭治郎が見た夢の内容だと考えました。
炭治郎は魘夢が見せた夢の中で、雪山の先に待つ家族と出会います。
鬼によって殺されてしまった家族に会いたいという願いを夢で見せた魘夢。
愛しい家族のもとに雪が降り積もる真っ白な道を一直線に進んでいきます。
心が夢を脱ぎ捨てるとは、家族に再会出来た喜びで夢であることを忘れてしまった炭治郎の姿を表していると考えられます。

居心地のいい夢の世界にずっと居たいと考える炭治郎でしたが、夢の終わりを告げる「明け星」が光り輝きます。
原作では、箱に入っていたことで眠らされなかった禰豆子によって助けられます。
合わせて考えると、タイトルの明け星とは禰豆子、ひいては炭治郎が守りたい大切な人々を指しているのかもしれませんね。
夢の世界から抜け出し鬼を倒すため、過去の記憶に別れを告げます。
敵の術とはいえ、せっかく再会出来た家族と別れるのは悲しかったことでしょう。
炭治郎の心情、未来へ進むための決意が表現されていますね。

どんなに絶望的な状況でも、必ず希望の光は差し込みます。
今回の無限列車編で炭治郎の光となったのは間違いなく煉獄さんでしょう。
鬼と戦い命を落とすも、煉獄さんの精神は炭治郎に受け継がれ、後の物語でも助けてくれます。
自分を救ってくれた煉獄さんに対する感謝の気持ちを歌っているように聴こえました。

煉獄さんと死闘を繰り広げる上弦の参・猗窩座。
獰猛な獣とは猗窩座をはじめ、襲いかかってくる鬼たちを表していると考えられます。
猗窩座は、煉獄さんに致命傷を負わせた後、夜明けが近くなり逃げ出します。
激昂し『誰も死なせず守り抜いた煉獄の勝利、猗窩座の負けだ』と叫ぶ炭治郎。
「真実は勝ち残った後に 誰かが置いて行くもの」という歌詞は、自らの命と引換えに大切な人を守り抜き勝利した煉獄さんを表しているように感じました。
煉獄さんの残した「真実」とは、自らの詩を悟った煉獄さんが炭治郎に託した想いなのでしょう。
「胸を張って生きろ」「心を燃やせ」という名言が思い出されます。

「月」は十二鬼月、「小さな花」は前作のオープニング『紅蓮華』つまり炭治郎を表しているのではないでしょうか?
炭治郎達、鬼殺隊のメンバーは大切な人を守るため鬼と戦い続けます。
鬼滅の刃では、鬼の過去が描かれたシーンも感動のポイントでした。
鬼の残虐な現在と切ない過去の二面性を、同じ手のひらで滅ぼす・抱きしめるという歌詞で表現しているように感じました。

煉獄さんの死闘を見て、鬼を倒し、妹・禰豆子を人間に戻すという願いの決意を新たにする炭治郎。
「まだ紅に染まらない 白い道」は、鬼にも同情する炭治郎の優しさ『血で染まらない真っ白な道』を意味しているのでしょうか?
「まだ」という歌詞には、紅に染まるのは煉獄さんの敵・猗窩座と全ての元凶・鬼舞辻無惨を倒す時だという炭治郎の想いが込められているのかもしれません。

大切な仲間・煉獄さんを失った炭治郎は悲しみに暮れますが、煉獄さんが最後に残してくれた光が消えることはありません。
炭治郎達、視聴者の人の心に残り続ける煉獄さんの偉大さが伝わってきますね。

鬼の時間の終わりを告げる明け星。
哀しみの夜に飲み込まれていた炭治郎にも、明け星の光が差し込みます。
煉獄さんから託された守るべき大切な人々のことですね。
昏い夜、目指すべき方向に光り輝く明け星は、これから先に襲ってくる苦難にも、一筋の光を差し込んでくれることでしょう。

1ヶ月無料で音楽聴き放題!
通常880円/月のAmazonMusicUnlimitedが今なら1ヶ月で体験可能!
この機会に聴き放題サービスをお試ししてみよう!
いつでも解約OK!
さいごに
いかがでしたか?
煉獄さんとの絆が歌われた素敵な楽曲でしたね。
映画とはまた違った良さが発見できそうです!