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あぁ、もう。【Saucy Dog】歌詞の意味を考察!主人公のもどかしい感情を表現!

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今回は人気バンドSaucy Dog(サウシードッグ)の新曲「あぁ、もう。」の歌詞を考察していきたいと思います。

1月3日に放送されるスペシャルドラマ『デキないふたり』の主題歌として決定した本楽曲。

歌詞にはどんな想いが込められているのでしょうか?

ドラマの内容と合わせてみていきましょう!

スペシャルドラマ『デキないふたり』

LINEマンガの恋愛ランキングで1位に輝き、人気爆発中の漫画『デキないふたり』を原作としたドラマ作品。

山本舞香さん演じる主人公・白藤奈緒と、奈緒の同期で高校時代の元カレ・黒瀬孝仁のオフィスラブコメディーです。

あらすじ

 Web広告会社で働く白藤奈緒(山本舞香)は、同じ部署で働く同期入社の黒瀬孝仁(板垣瑞生)と、顔を合わせれば罵詈雑言の応酬、ケンカの毎日。営業成績を競い合うライバルだが、犬猿の仲なのにはある理由があった。

実は奈緒と黒瀬は高校時代に付き合っていたのだが、初体験の時に黒瀬から言われたあるひと言が原因で最悪な別れ方をしていたのだ。以来、奈緒はその言葉がトラウマとなって、まともな恋愛ができずにいた。

 そんな中、奈緒は大型案件のコンペに不本意にも黒瀬と組んで参加することになる。相変わらず文句を言い合いながらも、黒瀬と一緒に過ごす時間が増えた奈緒は、黒瀬が時おり見せる笑顔や言葉に動揺し始める。

一方の黒瀬も、デザイナーの金城冬馬(塩野瑛久)が何かと奈緒に声をかけて近づくことが気になり……奈緒、黒瀬の2人の心境に少しずつ微妙な変化が見え始める。

 ある晩、ひとり会社に残って作業をする奈緒の元に、黒瀬が現れる。いつものように嫌味を言い始めた…と思った次の瞬間、突然目を塞がれ、キス…! このことをきっかけに、2人の関係に転機が訪れ、7年間時が止まっていた2人の時間が動き出すことに――!!

テレビ朝日ドラマページより

表面的な態度とは裏腹に、「きゅん」が多発するドキドキなラブコメディー。

2022年最速の「きゅん」ドラマです。

また、このドラマではテレビ朝日史上初の試みとして、地上波と配信が連動した企画も開催されます。

地上波では、奈緒の視点で描かれた「ディスきゅん」ストーリーが、動画配信プラットフォーム「TELASA(テラサ)」では、黒瀬の視点から、黒瀬が抱えるもどかしさやじれったい気持ちが描かれる「ムズきゅん」ストーリーが描かれます。

1つの物語を違う側面から見てみることで、新しい発見や楽しみが生まれそうですね!

新春の放送が楽しみです!

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あぁ、もう。 歌詞考察

思わせぶりな態度
「声が聞きたい」とか本気にしちゃって
真夜中の通話で一時間半
でもLINEは渋滞

もう。

あぁ、浮ついて打つけた
小指すらも何故か愛しいよ
まるで脳内麻痺したような
今しっかりしないと

この楽曲ではドラマの主人公同様、好きな人の思わせぶりな態度に振り回される女性の目線で描かれています。

冒頭の歌詞からも彼から「声が聞きたい」と言われ、舞い上がっている主人公の様子が伺えますね。

深夜テンションの真夜中に一時間半も長電話してしまった主人公。

「でもLINEは渋滞」という歌詞から通話では話せるけれど、メッセージだと返信を考えるのに時間がかかって、なかなか返せないという主人公の行動が読み取れます。

彼から着信があったのでしょうか?
急いでスマホを取ろうとした結果、小指を机にぶつけてしまいました。

しかし、通話できて嬉しい主人公は、ぶつけてしまった小指さえも愛おしく感じています。

恋に落ちて周りが見えなくなっている様子が伺えますね。

浮かれてばかりは居られません、彼と電話できるまたとないチャンス「今しっかりしないと」と自分自身に呼びかけています。

十二月の溜息踏み出せずに
じっとしていたらすぐ春が来て
そのまんま別々だなんて
想像するのもイヤ

ひび割れた画面なぞって
嫌われた?って被害妄想
ウザいよなぁ。とかそんな事ばっか
考えてしまうんだ

季節は冬、主人公は自分の想いを伝えられていないようです。

そのままズルズルと引き伸ばしていては異動や卒業など、別れの季節である春がやってきてしまいます。

気持ちを伝えずに離れてしまうのは嫌だと、告白を決心する主人公。

想いを伝えることは出来るのでしょうか?

画面のひびは、冒頭の歌詞で慌てて取った時に割れてしまった部分でしょう。

彼からの返信がなく、ひょっとすると通話の中で気に障るようなことを言ってしまったのかもしれないと不安になっている主人公の姿が浮かんできますね。

誰かに恋しているときは、その人のことを考えるあまり、どうしてもネガティブな感情も出てしまいます。

そうやって色々考えていることも、彼にとっては「ウザいよなぁ」ともどかしさを感じている様子が伺えますね。

溺れてしまってから気づいて
求めてしまったから傷ついて
しまうなら、もうこれ以上は
期待はしたくないしもっと強くなりたい

うだうだしてたら 『もうちょっと。』
抜け出せない毛布に包まるみたいに
ぬくぬくしてんだ、優しさのベットで
もうダメになりそう

君への恋という沼にハマってしまた主人公は、必死に気持ちを切り替えようとしています。

気があるような態度をとったかと思えば、そっけなく対応してくる彼。

そんな思わせぶりな態度をとる彼に振り回される主人公は、彼に依存しない強い心を持ちたいと願います。

このままだと抜け出せなくなるという気持ちを、寒い時期のぬくぬくしたベットに喩える石原さんの作詞センスに脱帽です。

多くの人が共感できるのではないでしょうか?

あぁ。

こんなはずじゃなかったの
同じ目線、フェアじゃないよ。これじゃあ
連絡しないと終わっちゃいそうで
またあたしばっかり

きっと他の人達も同じように
勘違いしてしまうんだろうな
無意識ってところがまた
君の悪いところ

まんまと彼の作戦にハマってしまったことを後悔している様子が描かれていますね。

自分だけが一方的に好意を抱いている今の状況を、フェアじゃないと嘆いています。

自分から連絡しないと、そのまま会話が終わってしまいそうで、結局メッセージを送ってしまう主人公。

どうやら彼は、他の人にも同じような態度をとっているようです。

かっこいい彼にそんな態度をとられては、勘違いしてしまいたくなるのもうなずけますよね。

彼は、わざとではなく無自覚でそうした態度をとっているので、生粋の人たらしなのでしょう。

計算して行っているわけでは無いので、憎めないですね。

あたしじゃないの?なら優しくせんで。
もう変に期待したくない
冷たくて 優しくて 卑怯で
残酷な人 依存の創造主

もう、引き返せないや
あぁ、浮かんで沈んで忙しいわ
潔く溺れてやれ

誰にでも思わせぶりな態度をとる彼に痺れを切らし、強い言葉を投げかけます。

「あたしじゃないの?なら優しくせんで。」

「依存の創造主」という歌詞も、彼の特徴を秀逸に表現した素敵な歌詞ですね。

どうしたらこんな歌詞が浮かんでくるのでしょう。

彼に強く当たった主人公ですが、結局彼への依存から抜け出せなかったようです。

それどころか、彼の行動で浮き沈みする感情に疲れた主人公は、どうせなら気にならなくなるくらい溺れてやれと開き直ります。

自分の気持ちを正直に伝えてみようと決意したのでしょう。

[玉砕覚悟+捨て身の攻撃]
どっから見たって無謀な挑戦
猫被り、撫で声はもうやめたい
本当の自分を見て

伸ばしてた髪を解いて
こんなに長くなっていたのか
恋は盲目、気が付いたあたしは
鼻歌でも歌って髪を切りに行くの

最後の歌詞では、彼に想いを伝える主人公の姿が歌われます。

まるでゲームの技のように表現された主人公の「[玉砕覚悟+捨て身の攻撃]」

それまで彼に気に入られようとして、着飾っていた自分をやめ、本当の自分を見せようと決意します。

髪が伸びていることに気が付かなかったほど、彼のことで頭がいっぱいだったようですね。

彼に本当の自分を見せるため、髪を切りに行く描写で曲は終わります。

主人公の明るい未来を想像させる素敵な歌詞でした。

見事彼のハートを射止めて、二人で幸せになってほしいですね。

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さいごに

いかがでしたか?

ドラマのストーリーを取り入れつつも、多くの人が共感できるラブソングでした。

現在、片思い中の人が勇気をもらえるような素敵な楽曲、是非聴いてみてください!

これからの活躍からも目が離せません。

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