今回は、人気シンガーソングライター・平井大さんの新曲「3月の帰り道」の歌詞の意味を考察していきたいと思います。
昨年の3月からSunday Goodsをテーマに、3週間に1度のペースで新曲をリリースしてきた平井さん。
今回の「3月の帰り道」は2月20日にリリースされ、卒業シーズンにピッタリのバラード曲になっているそうです。
歌詞にはどんなメッセージが込められているのでしょうか?
早速見ていきましょう!

3月の帰り道 歌詞考察

別れの季節である春。
この曲の主人公は卒業式の日の学生なのでしょう。
かけがえのない友達と別れる寂しさ、新生活の始まりにワクワクしながらも覚悟を決めて頑張ろうという凛々しさが混じる心情が伝わってきます。
たった4行の歌詞だけで、卒業シーズンをイメージさせられる平井大さんのセンスがスゴすぎます!
ともに学校生活を過ごしてきた仲間と語り合った未来や理想、今の自分はその理想に少し近づいているはずなのに、なぜか涙がこぼれてくる。
この部分は受験に置き換えて考えると分かりやすいのではないでしょうか?
夢や理想は志望校、「近づいたはずなのに」という歌詞から、主人公は合格したのでしょう。
志望校に合格し、理想の姿に近づいて嬉しいはずなのに、なぜか切なさを感じてしまう。
次の歌詞に続きます。

切なさの涙がこぼれ落ち止まらない主人公。
やり遂げた達成感を感じつつも、これまでの苦しい受験勉強をしみじみと振り返っている様子がわかります。
涙が止まらなくなるほど努力した証拠ですね。

ここで友達の存在が語られます。
辛く苦しい受験勉強をともに乗り越えてきた友達。
かけがえのない思い出がしっかりと胸に焼き付いています。
これからの旅立ちの始まりを祝福するように舞い散る桜の花びら。
ピンクに染まった花道をゆっくりと歩いていく姿が浮かんできますね。

「夏の日の通り雨」は、部活の途中に突然降ってくる強い雨。
「秋と冬の境界線」は、衣替えを指しているのではないでしょうか?
そうした学生時代の思い出は、大人になるにつれて忘れていくのかな、と少し切なさを感じていますね。
確かに、大人になった今、振り返ると懐かしさを感じます。

大人になって、また会うことができたら嬉しい反面、気恥ずかしさも感じてしまう。
同窓会などで再開したときの気恥ずかしさがうまく表現されていますね。

卒業文集に書いた未来の地図。
そこで書かれた夢と現実が違っていたとしても、あなたには戻ってくる場所がある。
ともに学生生活を過ごしたかけがえのない仲間がついているという力強いメッセージが込められていますね。
「だからやるだけかませばいい」
あの花=桜の知らせがあればすぐに駆けつけるよ、と呼びかけています。
学生時代の仲間は、大人になっても繋がりがあることが多いですよね。

今日迎えた卒業の日も、「終わりなんかじゃない」続いていく「始まり」なんだ。
別れの季節でもあり、出会いの季節でもある春。
卒業式を起点に分かれた線は、それぞれの方向に進みながらも、いつか何処かで繋がっていくことでしょう。
未来への希望が感じられる歌詞です。

それぞれの道へ新たな一歩を踏み出した卒業生たち。
「僕たちは歩き出してく」という一文からは、仲間と一緒に進んで行こうという前向きな姿勢が伝わってきます。
今日踏み出した学生たちには、きっと輝かしい未来が待っていることでしょう。
これからの時期にピッタリの卒業ソングでした。

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さいごに
いかがでしたか?
長い時間を過ごした学び舎から飛び出し、それぞれの道へ進んでいく若者たち。
一見、卒業ソングですが、社会人で新たな挑戦をしている人の背中を押してくれる応援ソングにも捉えることができますね。
平井大さんの卒業に対する想いが伝わってくる素敵な楽曲でした。