115万キロのフィルム【Official髭男dism】歌詞の意味を考察!クランクアップまで撮影される彼のフィルムの中身に迫る!

Official髭男dismの代表曲の一つである「115万キロのフィルム」。

結婚式の定番ソングにもなっているこの曲の歌詞の意味を考えていこうと思います。

「115万キロのフィルム」はシングルとしては発売されておらず、Official髭男dismの1stフルアルバム「エスカパレード」に収録されている一曲です。

2019年には電子部品メーカーのCMソングとして、2020年には映画「思い、思われ、ふり、ふられ」の主題歌として、発売後しばらく経ってもタイアップ曲として使用されている人気の楽曲です。

115万キロのフィルム 歌詞考察

それでは早速、歌詞の意味について考えていきたいと思います!

115万キロのフィルムから映し出される君との思い出

まずはタイトルについて、「フィルム」は映画や写真の撮影に使用されるフィルムのことです。

115万キロというのは、35mmフィルムで計算すると、約80年分です。

主人公と「君」が出会ってから撮影されるフィルム。

他にも映画に関連するワードがたくさん出てきますが、その全てが人生と結びついています。

これから歌う曲の内容は僕の頭の中のこと 主演はもちろん君で
僕は助演で監督でカメラマン 目の奥にあるフィルムで作る映画の話さ Ah

主人公の語りかけから始まるこの曲は、愛する女性に向けてのメッセージを歌っています。

彼女が主演の物語で、「僕」は助演・監督・カメラマン、と多くの役職についています。

この役職には、彼女と一緒にこれからの人生を歩む「助演」、彼女との人生を作り出していく「監督」、彼女との日々を記録に残す「カメラマン」という意味が込められています。

脇役に徹する主人公は、自分の目で主演女優の彼女を撮影していくのですね。

くだらないなと笑ったんなら掴みはそれで万事OK! 呆れていないでちょっと待って
きっと気に入ってもらえると思うな ここまでのダイジェストを少しだけ見せるよ

気さくな主人公は、これまでに記録してきた彼女とのストーリーを振り返り、語りかけます。

初めて喧嘩した夜の涙 個人的に胸が痛むけれど
そのまま見続けよう ごめんねと言って仲直りして手を握って…

どんなに気の合う二人であっても、長くいれば必ず喧嘩をします。

雨降って地固まるということわざもあるように、喧嘩はお互いのことをわかり合い、絆を深める大事な成長の要素なので、目を背けず振り返ります。

ほら、ここで君が笑うシーンが見どころなんだからさ Ah 
写真にも写せやしないとても些細なその仕草に どんな暗いストーリーも覆す瞬間が溢れてる
どれかひとつを切り取って サムネイルにしようとりあえず今の所は

主人公が好きなシーンでは、どこで笑うかを覚えるくらい何度も見直した(振り返った)事がわかります。

主人公にとって「君」がどれほど大事な存在なのかが伝わってきますね。

You Tubeが広まったことで一般的になった「サムネイル」という単語。

「サムネイル」はその動画(映画)の顔と言っても過言ではないほど重要なものです。

「とりあえず今の所は」の歌詞からわかるように、これで完成ではなく、これからも「君」と過ごしていく日々の中で更新していくんだという主人公の気持ちが表現されていますね。

これから君と過ごす未来

きっと10年後くらいにはキャストが増えたりもするんだろう
今でも余裕なんてないのにこんな安月給じゃもうキャパオーバー!
きっと情けないところも山ほど見せるだろう

「キャスト」とは配役のことで、ここで増える「キャスト」は二人の子供を表しています。

十年後の未来を想像し、パンクしそうになっている主人公の姿が浮かびます。

二人の距離が近いほど、本当は見せたくない情けないところ・だめなところも見えてしまいます。

それでもずっとそばにいてほしいという主人公の願いも表現されていますね。

苗字がひとつになった日も 何ひとつ代わり映えのない日も
愛しい日々尊い日々 逃さないように忘れないように焼き付けていくよ

「苗字がひとつになった日」=結婚した日も、何気ない日常と同じように、特別で大切な一日です。

主人公は、そんな日々を心のフィルムに焼き付けていくのです。

今、目を細めて恥じらいあって永遠を願った僕達を
すれ違いや憂鬱な展開が引き裂こうとしたその時には
僕がうるさいくらいの声量でこの歌何度も歌うよ だからどうかそばにいて
エンドロールなんてもん作りたくもないから

何があってもそばにいてほしい、これからもずっと二人一緒に幸せな日々を過ごしていきたい、別れという「エンドロール」なんか作りたくないという主人公の願いが伝わってきますね。

クランクアップで表現した終わりとは?

クランクアップがいつなのか僕らには決められない だから風に吹かれていこう
フィルムは用意したよ 一生分の長さを ざっと115万キロ

「クランクアップ」とは映画の撮影終了を意味する単語です。

別れという「エンドロール」に対し、いつになるのかわからない「クランクアップ」はどちらかの死を表しているのではないでしょうか?

最後の日なんて誰にもわからないのだから、幸せを感じながら生きていこうと言うメッセージですね。

ここで、二人が出会ってからの人生が収められる115万キロのフィルムが登場します。

80年間「君」の姿を逃さぬよう目に焼き付けようと準備している主人公の姿が浮かびますね。

さあ、これから生まれる名場面を探しにいこうよ
酸いも甘いも寄り添って 一緒に味わおうフィルムがなくなるまで

ラストのサビでは、これからの未来に対する期待が歌われています。

「君」がいることでどんな日常でも「名場面」になるフィルムで撮影しながら過ごす未来へワクワクしている主人公に気持ちがわかりますね。

撮影を続けようこの命ある限り

死という「クランクアップ」が二人を分かつまでは、ずっと一緒にいようという主人公の願い。

平均寿命が84歳の現在、「君」と出会ってから80年分のフィルムを使い切ることは難しいです。

主人公は用意したフィルムを使い切ることはないとわかった上で撮影しているのですね。

限りある人生だからこそ、最愛の人と幸せな日々を過ごしたいのです。

さいごに

いかがでしたか?

「君」と歩む人生を映画のワードに置き換えて表現した素敵な楽曲ですね!

Official髭男dismのこれからの活動からも目が離せません!